2026.8.20 プレスリリース 東陽テクニカ、QSTとダイヤモンドNV センターを用いた量子センサーおよび量子センシング装置の製品化に向けた共同研究を開始

2026.8.20
ダイヤモンドNV センターを用いた量子センサー
および量子センシング装置の製品化に向けた共同研究を開始

量子センサーの社会実装により早期の次世代型スマート社会の実現を目指す株式会社Type-I Technologies(本社:千葉県千葉市稲毛区穴川、代表取締役 神長輝一)は、量子科学技術研究開発機構(理事長 小安重夫、以下「QST」)量子生命科学研究所 五十嵐龍治グループリーダー(東京科学大学生命理工学院 教授)、東陽テクニカ(本社:東京都中央区、代表取締役 社⾧執行役員:高野俊也)とダイヤモンドNV センターを用いた量子センサーおよび量子センシング装置の製品化に向けた共同研究契約を締結いたしました。
今後は、それぞれの知見と技術を融合することで、ダイヤモンドNV センターを用いた量子センサーおよび量子センシング装置の製品化に向けて、技術課題の抽出と解決、性能評価および実証を進めてまいります。

【背景・概要】

量子センシングは、量子力学の性質を利用して磁場、電場、温度、圧力などの微細な物理量を計測する技術です。その高い計測精度から、半導体チップの故障解析、EV モーターの磁場評価の他、バイオ・医療、防衛・航空宇宙など、幅広い分野での利用ができる次世代技術として注目されています。

量子センシングに用いられる代表的な量子センサーの一つが「ダイヤモンド量子センサー」であり、その中核技術が「ダイヤモンドNV センター」です。ダイヤモンド結晶中の窒素(Nitrogen)と空孔(Vacancy)の欠陥構造を利用することで、磁場や温度などの物理量の変化を高感度かつ高精度に検出することが可能になります。

一方で、量子センシング技術の社会実装を加速するためには、アプリケーションに応じた仕様を満たすNV ダイヤモンドの安定供給体制の構築や品質の均一化が不可欠ですが未だ十分に確立されておらず、実用化・標準化に向けた重要な技術課題となっています。

【 共同研究の内容 】

本共同研究では、QST 量子生命科学研究所が有する量子センシング技術と、QST 発のベンチャー企業であるType-I Technologies が有するダイヤモンドNV センター技術、および東陽テクニカが⾧年培ってきた計測技術・光学技術、ならびに量子ソリューション分野におけるパートナー体制を活用します。

それぞれの知見と技術を融合することで、ダイヤモンドNV センターを用いた量子センサーおよび量子センシング装置の製品化に向けて、技術課題の抽出と解決、性能評価および実証を進めてまいります。

▶主な研究・開発テーマ

・ダイヤモンドNV センターを用いた量子センサーの開発・評価・実証
・量子センシング装置の試作および性能評価
・製品化に向けた技術課題および市場適応性の検討

<国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構について>

国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構(QST)は、量子科学技術分野を中心とした研究開発を推進する国立研究開発法人です。量子生命科学研究所では、量子センシング技術を活用した生命科学研究や量子技術の社会実装に向けた研究開発に取り組んでいます。
QST Web サイト:https://www.qst.go.jp/

<株式会社東陽テクニカについて>

東陽テクニカは、最先端の“はかる”技術のリーディングカンパニーとして、技術革新を推進しています。その事業分野は、脱炭素/エネルギー、先進モビリティ、情報通信、EMC、ソフトウェア開発、防衛、情報セキュリティ、ライフサイエンス、量子ソリューションなど多岐にわたり、クリーンエネルギーや自動運転の開発などトレンド分野への最新計測ソリューションの提供や、独自の計測技術を生かした自社製品開発にも注力しています。新規事業投資やM&A による成⾧戦略のもと国内外事業を拡大し、安全で環境にやさしい社会づくりと産業界の発展に貢献してまいります。
株式会社東陽テクニカ Web サイト:https://www.toyo.co.jp/

株式会社Type-I Technologies代表取締役 神長輝一のコメント

当社は、量子科学技術研究開発機構(QST)および京都大学において15年以上にわたり培われてきた量子センサーに関する知見を社会実装、社会還元するために設立されました。今回の共同研究は量子センサーの社会実装に向けた第一歩となり、3者の強みを生かした量子センサー、量子センシング装置の開発、社会実装への課題抽出などを進めていきたいと考えております。

【本件に関する問い合わせ先】
(研究内容について)
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 
量子生命科学研究所 グループリーダー
五十嵐 龍治(いがらし りゅうじ)
TEL: 043-206-4134 
E-mail: igarashi.ryuji@qst.go.jp

株式会社東陽テクニカ 量子コンピューティング・カンパニー
E-mail:quantum@toyo.co.jp

株式会社Type-I Technologies 代表取締役
神長 輝一(かみなが きいち)
E-mail:info@type-i.co.jp

(報道対応)
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 国際・広報部 国際・広報課 
TEL:043-206-3026 
E-mail:info@qst.go.jp

株式会社東陽テクニカ 経営企画部 広報・マーケティンググループ
TEL:03-3279-0771(代表) 
E-mail:marketing_pr@toyo.co.jp

株式会社Type-I Technologies 代表取締役
神長 輝一(かみなが きいち)
E-mail:info@type-i.co.jp

会社概要
名称:株式会社Type-I Technologies
所在地:〒263-8555 千葉県千葉市稲毛区穴川4-9-1
代表取締役:神長輝一
設立:2024年
URL:https://type-i.co.jp
お問合せ:info@type-i.co.jp